オエっとならない型取り
歯の矯正治療をするとき、現状の歯並びを把握するのに絶対に必要なことは「今の歯並びを知ること」です。
そのために従来は、詰め物や被せ物を作る時に使う「印象」という粘土のようなものを口に入れていました。
「ああ、あのずっと口を開けていなきゃならないやつかぁ・・・。実はオエってなりそうなのを我慢しているのよね」
当院での型取りは、インビザライン(※)用の3Dスキャナ「iTero(アイテロ) エレメント 5D プラス」で行います。
(※)インビザライン(インビザ)・マウスピース矯正(これ以降の文中でも同様):完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外になることがあります。保険適応外の治療です。
このデータをインビザラインのマウスピースを作ります。
実は当院ではこれは二代目です、アップデートしています。
(前回:2019/3に導入)
3Dスキャナ「iTero(アイテロ) エレメント 5D プラス」
ここがスゴイ!
1.オエっとならない
今までの矯正時の型取り(歯型を採る=印象といいます)は、「シリコン印象」という粘土のようなものを使って、口に入れたら5~10分くらい口を空いたままにして取っていました。それが、スキャニングで出来るようになったのです。
2.【NEW!】近赤外線で虫歯も診れる!
3.早い!
1秒間に6000枚の写真を撮っています
4.精度が印象より5倍UP
粘土で歯型を取るのではなく、スキャンしたデータを使うので、精度が5倍UPしました。
5.放射線ゼロ!
レントゲンではないので被ばくリスクがゼロです。
6.クラウン(被せ物)やインレー(詰め物)の型取りも出来る
歯のデータをデジタルで保存できるので、詰め物や被せ物の型取りもOKです。
写真としても残るし、スキャンも残る。
矯正をやるやらないに関わらず、興味がある人は、スキャンしてます。
7.噛み合わせ分かる
噛み合わせも分かる、赤いのは強く噛んでいる。
赤い部分が強く当たっているところ、黄色がちょうどいい
歯並びの見た目は悪くなくても、噛み合わせ悪いことがわかるんです。
100%噛み合わせのいい人なんてほとんどいないから。
だからお母さんに聞くんです「食べるの遅くない?」「遅いです」「そうでしょう、食べれてないもん」とか、「イビキかいてない?」とか、分らなかったことが分かるようになる。
8.デジタルデータで経過観察が出来る
データを撮っておいて、2年後に状況が悪くなったら矯正しようとなるかもしれない。
経過が分かる事が大事だよね。
矯正をやるやらないに関わらず、興味がある人は、スキャンしてます。
9.うちではタダで取れますよ
歯形をとる時間が3分くらいで済みます。